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コラム一覧 2010.12.01 自転車イベントと道路封鎖

一口で「自転車イベント」といっても様々ですが、中でも一般公道を使用するイベントを開催する場合には、当然のことながら「道路使用許可」という問題が出てきます。

「自転車イベント.COM」のスタッフが「自転車イベントを開催したい!」という地域の皆さんにお会いして、必ず聞かれるのがこの「道路使用許可」について。「やっぱり道路封鎖は必要なんですか?」「警察との交渉は大変ですよね?」..etc。
もちろん封鎖が必要な場合も多いですが、イベントの種類によって条件は様々です。

道路使用許可が必要なイベントの種類は大きく「@市民参加型ロードレース」と「A市民参加型サイクリング」に分類できます。このうち「@市民参加型ロードレース」は、原則として一定時間道路の完全封鎖が必要となります。
「周回型」とするか「一方通行型(ヒルクライムなど)」にするかによって封鎖の仕方は異なりますが、基本的にはコース上には車・通行人などの往来がないようにしなければなりません(場合によっては封鎖地域の住民の方用の特別駐車場を準備したりします)。

イベント開催までには、所轄の警察署や道路管理者などとの調整、道路封鎖計画の提出などが求められます(この作業が割と大変)。ただし準備は大変ですが、道路封鎖型のイベントはそれ自体が希少価値を持っているので、それだけでイベントの"売り"にできます。都市圏からアクセスのよい地域で封鎖型イベントが開催できれば、それだけで相当バリューの高いイベントと言えます。

勘違いされやすいのが「A市民参加型サイクリング」。このタイプのイベントの場合は、あくまでも一般の道路交通法規に則って、サイクリングを楽しむというスタイルのものがほとんど。従って、よくある市民マラソンや「@市民参加型ロードレース」のように、一般道を封鎖する必要はありません。
ただし注意したいのが、だからと言っていつでもどこでも簡単に実現できるわけではないということ。道路封鎖をしないということは、逆にいえば一般市民の方々とイベント参加者の皆さんとの接触があるということです。

一般市民の方や通常の交通に迷惑をかけないような、適切な運営体制と安全対策の徹底が求められます。当該地域の所轄警察署や道路管理者への「道路使用許可申請」も当然必要。一般的に、国道や県道などの交通量の多い道路に関しては許可がおりにくく、コース変更の指導を受けることもしばしばです。
またこのタイプのイベントの場合、道路封鎖をしないため、言ってみれば「普段、一人でも自由に走ることのできるコース設定」となります。ともすれば魅力を欠くイベントになってしまう恐れもありますので、何か参加者の目を引くコンセプトやテーマ設定を行うことが、集客のカギとなるでしょう。

いずれの場合も、一般公道を使用したイベントになるということに変わりはありません。その場所に住む地域住民や一般通行者の皆さんの迷惑には決してならず、参加者にとっても、地域の方にとっても楽しい思い出となるようなイベントにする、そんな心構えが大切です。

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